ある日突然、ふくらはぎが…!?
「夜中に突然足がつって目が覚めた…」「運動中にふくらはぎがキューッと痛くなる」
そんな“こむら返り”の悩み、意外と多くの人が経験しています。
実はその原因、マグネシウム不足だけでなく、筋肉の過剰な収縮に関係しているんです。
今回は【マグネシウム】【こむら返り】【芍薬甘草湯】の3つの視点から、詳しく解説します!
◆ こむら返りの原因とは?
こむら返りとは、筋肉が突然けいれんして強く縮こまる現象のこと。
ふくらはぎに起こることが多いけど、太ももや足の裏にも起きることがあります。
原因はさまざまですが、主に次のような要因が考えられます👇
- 水分・電解質(ミネラル)バランスの乱れ
- 筋肉の疲労・冷え
- 加齢や運動不足
- 神経伝達の異常
中でも注目されているのが、マグネシウム不足です。
◆ マグネシウムってどんな栄養素?
マグネシウムは、カルシウムやカリウムと並んで「電解質」と呼ばれる重要なミネラル。
主に以下のような役割があります👇
- 筋肉の収縮と弛緩の調整
- 神経伝達のサポート
- 血圧・心拍の安定
- 骨や歯の健康維持
つまり、筋肉が適切に動くためにはマグネシウムが不可欠なんです。
◆ 不足するとどうなる?
マグネシウムが不足すると…
- 筋肉が過剰に収縮しやすくなる
- 神経の伝達がうまくいかない
- こむら返りが起きやすくなる
- 疲れやすい・集中力低下
- イライラ・不整脈などのリスクも
運動習慣がある人や、高齢者、偏食・ダイエット中の人は特に注意!
◆ マグネシウムを多く含む食材
- 海藻類(ひじき、わかめ)
- 豆類(納豆、豆腐、大豆製品)
- 玄米、雑穀
- ナッツ(アーモンド、くるみ)
- 魚介類(いわし、さば など)
- バナナ、ほうれん草
加工食品中心の食生活では不足しやすいので、「和食中心」がおすすめ!
◆ 芍薬甘草湯ってなに?
こむら返りの発作時によく使われるのが、漢方薬の芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)。
この漢方は、2つの生薬からできています👇
- 芍薬(しゃくやく):筋肉の緊張をやわらげる作用
- 甘草(かんぞう):痛みを鎮め、芍薬の効果を高める
筋肉のけいれんを和らげるのにピンポイントで効く設計なので、「足がつりそうなとき」「つった直後」に飲むと症状が和らぐことがあります。
◆ 注意点も忘れずに
- **甘草の副作用(偽アルドステロン症)**に注意!長期連用NG
- 服用頻度や体調によっては医師・薬剤師に相談しよう
- 水なしで飲める顆粒タイプもあるので、携帯にも便利
マグネシウムの補給と合わせて、「発作対策」として芍薬甘草湯を上手に使うのがおすすめ!
◆まとめ
- こむら返りの背景にはマグネシウム不足や筋肉の異常収縮がある
- 和食や豆・海藻・ナッツ類などからマグネシウムを補給しよう
- 発作時は芍薬甘草湯が役立つけど、使い方や注意点も知っておくことが大事!
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「足がつるのは仕方ない」と思っていたけど、実は体からの“栄養サイン”かも。
予防も対処も知っておけば、夜も運動中も安心して過ごせるよ◎
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